よくあるケース2:餌はあげているけれど・・・この後すべきことは?
ふなねこでは、飢えた野良猫によるゴミあさりや、家屋への侵入といった被害を減らすために、そして動物愛護の精神からも、野良猫への餌やりは必要と考えています。
しかし、餌を与えるだけでは、地域の方々のご理解は得られません。
問題解決には、地域における被害状況の把握と、
猫嫌いの方や野良猫でお困りの方への配慮が必要と考えます。
単なる餌付けされた野良猫…から、地域の皆さんに見守っていただける「地域猫」にしていきましょう。
あなた以外に餌をあげている家はないのでしょうか?
餌をあげている中に、飼い猫が混じって居ませんか?
猫たちの糞場はどこでしょうか?
日中や夜間、その猫たちはどこに居るのでしょうか?
うちでは「たまちゃん」と呼んでいる猫が、
お隣でも餌をもらって「ミケちゃん」… なんて呼ばれているかも?
そして、自分の知らない間に、ご近所では野良猫問題に悩んでいるかもしれません。
少しだけ勇気を出して、ご近所に話かけてみましょう。
猫の情報を収集し、活動への理解を求めましょう。仲間が集まることもあります 。
さぁ!ちょっと勇気を出して、元気に「地域猫活動」始めましょう。
①ご近所さんと話し合い、情報収集しながら理解を求める
ご近所さんの中には、猫好きの方も、猫嫌いの方も、何の関心もない方もいらっしゃいます。
いろんな方に、地域ねこ活動をご理解いただかなければなりません。
以下の点を話しながら、理解を求めてください。
感情的にならず、冷静にお話し合いすることが、地域猫活動・成功のカギです。
元気に明るく少しずつ。
心配しなくても大丈夫!誰にでも出来る活動です。 !(^^)!
「ご近所さんに話す要点=これから活動していく内容」
●動物愛護の精神からだけでなく、ゴミあさりや家屋への侵入(金魚やペットの鳥への被害)を防ぐためにもエサやりが必要であること
●エサの後片付けも行っていること(置きエサは絶対にしてはいけません)
●糞場の清掃をすること、トイレの設置すること
↓
設置方法はこちら⇒すみだ地域ねこの会「全国のトイレ」
●増えないように手術していくこと
↓
⇒地域ねこの進め方 3:TNR(不妊去勢手術)を始めましょう
●地域猫活動の仲間を募っていること
*うまく説明ができないと思ったときは、ふなねこのパンフレットを持って、説明するときにご近所さんに渡してください。
*ふなねこパンフが、ある程度の枚数が必要なときはご連絡ください。ご自宅に無料で郵送いたします。
*問題が大きくなっていて、ひとりで対処できないと感じた時は、ふなねこも話し合いに参加することが可能です。ご相談ください。
②野良猫データーと、ご近所への配布チラシの作成
世話している猫たちのデーターを作成しましょう。
飼い猫もリサーチしておきます。
すべての猫の写真を撮影しておきましょう。
あとで必ず役立ちます。
チラシを配布して仲間を募集しましょう。→配布チラシのサンプルはコチラ
③不妊去勢手術を行いましょう
・病院探しで困った場合は、ふなねこに連絡ください。
・他人の飼い猫を間違って手術しないように気をつけてください。
・猫の捕まえ方については、個別でご相談に応じています。
船橋市在住の方は…船橋市の不妊手術事業があります。
④仲間を募りましょう
野良猫問題を、一人で抱え込むと精神的・経済的・肉体的にも大きな負担になります。
これは個人の問題ではなく、地域の問題ですから、仲間を増やし、町会(もしくは班)に活動の報告をしていき、活動をオープンにしていきましょう。
行き詰ってしまったら、ふなねこにご連絡ください。一緒に考えます。